インターネットで確定申告
e-Taxで確定申告するためには?
前回の記事で、インターネットを使いe-Taxで確定申告にチャレンジするという風に意気込んでみたのですが...
関連記事:確定申告に向けて必要なもの
どうやら、e-Taxでの確定申告はあきらめざるを得ないようになりそうです。(苦笑)
いろいろ調べていくと、e-Taxを利用するには必要なものが2つと、必要になる手続きが2つありました。
①.電子証明書の取得
e-Taxを利用する際には、申告などのデータに電子署名を行う必要があり、その電子署名に使用する電子証明書が必要になります。
したがって、インターネットを利用し、税務署まで出向かなくていいように必要書類を申告する為には、データ送信する際の電子署名がないと税務署が受け付けてくれない。ということになります。
※注
所得税徴収高計算書及び納付情報登録依頼のみを利用される場合、電子証明書は不要になります。
ちなみに電子証明書とは..
私たちが安心してインターネットを通じて国や地方の行政機関が行う電子申請・届出などの行政サービスを受けるために利用するもの。
この電子証明書を取得するには...
住民票のある市区町村の窓口で、住民基本台帳カード(住基カード)を入手し、申請書などを提出して取得できます。
※注
発行手数料として、住基カード・電子証明書それぞれ500円が必要です。また、住基カードは申請から1~2週間ほど、電子証明書は本人が出向けば当日に発行してもらえるようです。(地域により異なる場合もあり)
②.ICカードリーダライタ等の取得
パソコンに電子証明書を読み込ませるためにICカードリーダライタが必要になります。
家電量販店やネットなどで2~6千円位で購入できるようです。
ICカードリーダライタは、ICカードに格納された情報を読むための機器で、これがないと電子署名を利用できないようです。
公的個人認証サービスの電子証明書が格納されたICカード(住基カード)を利用するためには、「公的個人認証サービスに対応したICカードリーダライタの適合性検証」で検証済みのICカードリーダライタが必要になります。
つまり、e-Taxで確定申告するためには、電子署名に使用する「電子証明書」、パソコンに電子証明書を読み込ませるために「公的個人認証サービスに対応したICカードリーダライタ」が必要になります。
※注意
利用できるICカードリーダライタは、住んでいる市区町村によって異なりますので、公的個人認証サービスを利用できるICカードリーダライタの一覧表から確認しておきます。
適合性検証済ICカードリーダライタ一覧
せっかくICカードリーダライタを購入しても公的個人認証サービスを利用できるICカードリーダライタじゃないと使えないこともあるようなので注意が必要ですね。
ここまで、調べて思ったのは...
めんどくさっ!!!
この時点で、e-Taxでの確定申告は半分あきらめモードです。電子証明書とICカードリーダライタの準備だけでも5千円くらい必要になりそうだし...。(苦笑)
また、電子証明書とICカードリーダライタの取得しただけでは、e-Taxで確定申告することはできません。いくつかの手続きが必要になります。その手続きが下記③と④です。
③.開始届出書の提出
開始届出書に必要事項を記載し、納税地を所轄する税務署に提出。(参考サイト:開始届出書の提出)
ちなみに「e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー」を利用すれば、オンラインで開始届出書を送信することができます。
④.利用者識別番号等の取得
利用者識別番号はe-Taxを利用するために必要な番号になりますので、これがないとe-Taxを利用できないようです。
※注
開始届出書を提出してから、利用者識別番号等の通知書等が手元に届くまで、最短で10日、最長で25日程度かかる場合もあるようなので、早めの準備が必要です。
参考資料:利用者識別番号等の取得
e-Taxで確定申告するためには、上記にあげた4項目を行う必要があり、結構な費用と時間がかかります。
毎年、確定申告を行うのであればe-Taxのメリットは大きいのですが、私の場合、今回だけの確定申告になると思いますので、そこまで準備するメリットがありません。
ということで、私が出した結論は、e-Taxで確定申告は行わず、国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」を利用し、近くの税務署に直接持って行く。
これで決まりです。(笑)
次回は、パソコンで必要書類の作成を行った結果などを記事にする予定です。
次回記事:確定申告書等作成コーナーで作成
・・・ですよね~
国税も「e-tax」広めたいなら、ICカードリーダは無料配布するとかしないと無理ですよね。
僕も税務署の混雑が嫌で「e-tax」に興味津々だったけど、はるはるさんと同じ理由で却下しました^^
なるほど~
結局古典的な方法が一番効率よさそうですね(笑)
ウチのほうは市民会館で新築・増築者の確定申告説明会を開いてくれるみたいなのでそちらにとりあえず言ってみる予定です^^
リックルハングさん
コメントありがとうございます。
初めての確定申告なので、いろいろ調べていくうちに、こりゃダメだ~って事もありました(笑)
できれば、税務署に出向かずに確定申告したかったのですが、そうもいかなくなりました。
ICカードリーダ無料配布。
是非やって欲しいですよね!それならe-taxも利用価値が高くなります!
JINさん
コメントありがとうございます。
確定申告説明会が近くであるんですか。いいですね!
質疑応答みたいな事もあるでしょうし、すぐに疑問点は解決できそうですよね。
私は、確定申告開始日が近づいてきたので若干あせりぎみです。(笑)
ネットでの申請って、利用者にとって使いにくいものですよねえ。セキュリティを考えてのことかもしれませんが、わざと使いにくくしているような…。
以前、家の登記を行った際に、最初はオンライン申請を考えていたんですが、同じように「めんどくさっ!」となり、結局窓口で申請しました。
説明もメチャクチャ分かりにくくて、「素人に使ってほしくないんだろうな~」って思ってしまいました。
なおきちさん
いつもありがとうございます。
こんなに面倒くさいとは思ってなかったです(笑)。
ネットを使用していろいろな申請をしようと思っても、思いのほか手間がかかり、あきらめる方も多いでしょうね。
インターネット便利なようで不便な点もいくつか出てきますね。
初めてコメントさせていただきます。私も昨年入居し今年確定申告なので大変参考にさせていただいています。すごくわかりやすく書かれていて助かりました。すいません、かってにリンクも張らせてもらいました。
くーまさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
>すごくわかりやすく書かれていて助かりました。
そういってもらえるととても嬉しいです^^
自分なりにまとめてみたので、わかりにくい部分も多いかと思いますが、
これからもどうぞよろしくお願いしますね。
PS
記事紹介ありがとうございました!
はるはるさん、はじめまして、ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記のkokkoと申します。
わかりやすい説明でいつも参考にさせていただいています。
確定申告の件ですが、私は2009年3月に住基カードを持って税務署へ行き、e-taxで地震保険料控除と電子証明等特別控除の還付申告をしました。
その際には、e-taxの開始届けと利用者識別番号の取得が申告と同時にできました。
自宅で申告する際には、カードリードライターの購入が必要になりますが、それ以外の手間は今では、ほとんどかからないものと思います。
21年入居なので、今年が本番の住宅ローン控除の還付申告となります。私も申告の手順をブログにまとめてみましたので、よろしければ遊びに来てください。
→ http://sea.ap.teacup.com/kokko/247.html
勝手にリンクもさせていただきました。今後もよろしくお願いします。
kokkoさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
kokkoさんのブログはちょくちょく拝見させて頂いていましたが、まさかコメント頂けるとは思っていなかったのでビックリしてます。(笑
kokkoさんは「e-tax」を作られたんですね。私の場合は1度しか確定申告する予定がなかったのでe-taxで申請せず、国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」を利用して確定申告書類を作成しました。
毎年、確定申告を行わなければならないようであればe-taxでも良かったのですが...
kokkoさんのコメントから推測すると、e-taxも簡単に申請できそうですね。
ちょっと気になるので、kokkoさんのブログの確定申告まとめ記事を読みにお邪魔させていただきますね。
>勝手にリンクもさせていただきました。今後もよろしくお願いします。
リンクありがとうございます。このブログは現在移転中でして、まだカスタマイズが完了していない状態です。
役立ちサイトを紹介するリンクページも作る予定なのでその時にはkokkoさんのブログもリンクさせて頂きますね。
コメントありがとうございました。こちらこそよろしくお願いいたします。