本体工事費以外の費用確認
前回は、予算内に収めるために現状のプランを変更せざるを得なくなった「プランを変えて再見積り」でした。
今回は、外構工事や給排水工事、登記費用などの本体工事費用に含まれていない費用について紹介します。
本体工事
本体工事とは、一般的には、建物がほぼ完成する状態までの工事のことですが、この本体工事だけでは普通に生活ができる状態にまで、マイホームは完成していないので、別途工事が必要になります。
本体工事費以外にかかる費用
大きく分類すると、「別途工事費用」、「諸費用」になります。ただ、これだと分類が大きすぎてわかりにくいので、それぞれについてもう少し詳しく調べてみました。
別途工事費用
別途工事費用とは、本体工事を進めていく中で普通に生活できる状態にする為に必要となる付帯的な工事費用のことで、例えば、生活に必要な電気やガス、給排水工事などです。
一般的には下記内容があります。
解体工事、敷地調査、地盤調査、家屋調査、地盤改良、ガス・給排水引込み工事、電話工事、冷暖房工事、照明器具工事、カーテン、外構工事など
結構ありますよね。 この別途工事費用だけで総費用の1.5~2割くらいの費用が必要になります。
総費用が2000万円だとすると、別途工事費は400万円になります。
諸費用
諸費用とは、マイホーム購入の際にかかる工事費以外の費用です。主にローンの借り入れ費用、登記費用などがあります。
一般的には下記内容があります。
設計・管理料、登記料・保険料、融資申込手数料・保証料など
これも費用が結構かかります。目安としては、総費用の約5%くらいですね。 総費用2000万円だと、諸費用は100万円くらいになります。
これ以外に諸経費というものもあります。
諸経費とは、住宅会社が工事をするための会社経費や工事保険代・営業利益などです。
この諸経費は一般的に総費用の約8%かかります。総費用2000万円なら諸経費は160万円ってことになります(高っ!)
本体工事費以外にかかる費用を合計すると660万円になります。
これからみると、本体工事費が約70%で、本体工事費以外にかかる費用が約30%という事になります。
ということで、マイホーム購入検討する時は、建物本体価格は総費用の約7割なので、展示場に表示されている本体価格の約1.3倍が実際にマイホームを建てる時にかかる金額だと覚えておくと良いと思います。
この続きは次回に紹介します。
次回は、タマホームで実際に出してもらった見積もり内容を紹介しようと思います。