最終決定図面確認
さて、今回はタマホームで契約後、着工までに必要なこと、
最終決定図面確認についてです。
前回記事:着工までに必要なこと
タマホームの「スケジュールガイド」からみると本来は、「契約後のスケジュール打ち合わせ」が決定図面の確認より先になっていますが、実際には「契約後のスケジュールの打ち合わせ」は行わず、最終決定図面の確認と同時に行うという形をとっています。
最終決定図面確認は、タマホームにかぎらず、どのハウスメーカーでも同じだと思うのですが、家つくりを進展していくために施主としての最初の仕事です。
では、最終決定図面確認とはどういう事をするのかというと..
着工までに必要な図面の確認
住宅メーカーでは、家つくり完成に向け、基本(ベース)となるものが必要です。(あたりまえですね...)それが、マイホーム契約者(施主)が納得した図面になります。
住宅メーカーはこの最終図面を元に、必要材料や人員などを手配し、予定を組みます。こういった、住宅メーカーの段取りの中で、仮に、着工後に最終図面の変更が発生すると、
図面どおりに建築できない。⇒ 材料や人員の調整 ⇒
予定が遅れる ⇒ コストアップとなる。
といった、施主にも、住宅メーカーにも不利益が発生します。
このような損失を避けるために、施主、住宅メーカーと確認打ち合わせを行い、スムーズな家作りを進めていくために最終決定図面確認が必要となります。
私の場合になりますが、最終決定図面確認時に、私の要望項目が盛り込まれていなかったため、再度、図面の修正を依頼しました。
(拡大できます。)
赤丸の部分になりますが、玄関フロアから和室への扉が、ドアになってます。これを引き戸に修正してもらいました。
着工前でしたので、私の費用負担はありませんでしたが、この修正が着工後だと、施主が費用負担という事もありえます。
タマホームの工事請負契約約款の第11条(工事の変更)にこう記載されています。
第11条(工事の変更) 甲(注文者)は本契約着工後は追加工事および設計・変更工事を申し出ないものとします。但し、やむを得ない事情が発生した場合には、甲は直接その旨を乙に申し出るものとし、乙がこれを認め、甲および乙が文書にて署名捺印したものに限りその工事を行うものとします。
関連記事:タマホームとの契約(最終)
タマホームは基本的には着工後の追加工事、変更工事は受け付けられませんよ。ってことですね。
できれば、最終図面は多くの人(親父、嫁、叔父など)にも見てもらっておいた方が良いです。自分の見落としや気づかなかった部分を指摘してくれる場合があります。これは、家作りに詳しい人でなくても大丈夫です。
注意しておきたいこと
実際に建物工事が始まり、マイホームが完成していく過程で、仕様変更という変更工事が発生する場合もあります。
この原因のひとつとして、建築図面(2Dの世界)と実物(3Dの世界)では、自分の頭の中で描いていた「イメージと違う」という事が発生し、「仕様変更したい!」なんて事もあります。(実体験です。)
こういった「イメージと違う」という問題を少しでも回避するには、なるべく多くの住宅展示場を見学したり、知り合いの家を見せてもらったりすることで、多くの3Dイメージを掴んでおくと「イメージと違う」という事は減らすことができるように思います。
私の場合ですが、近くの住宅展示場はほぼ全て見学し、気になる住宅展示場は2~3回足を運びました。それから、マイホームデザイナーなどのパソコン上で3D表現できるソフトを活用すると3Dイメージしやすくなります。
私は、マイホームデザイナーが欲しかったのですが、無料で使えるソフト、イエスマイハウス(フリー版)を使ってました。それと、せっけい倶楽部という無料ソフトも人気がありますね。
ちょっと面倒な部分もありますが、間取りを作れたり、外観図を作れたり、3Dイメージやシミュレーションに、けっこう役立ちました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、知っておきたい建築確認申請の予定です。