タマホームのアフターサービス評判について
ハウスメーカーへのアフターサービス期待度は高い!
アフターサービスって結構重要です。まったく不具合のないマイホームもあるでしょうが、長く住んでいると何かしらの不具合が出てきます。我が家の場合、タマホームでの住まいが完成し6年になりますが、定期点検以外でタマホームアフターのお世話になった事がありません。
タマホームには長期保証の10年保証と2年の短期保証があるので、完全につきあいが無い訳ではありませんがタマホームのアフターフォローってどうなんでしょうか?
以下リンクではハウスメーカーで住まいを検討されてる方はアフターフォローも重要視している結果が出ています。
引用
5年以内に家を建てようと考えている建て主200人に、どこに建築を依頼する予定かを尋ねたところ、「ハウスメーカー」と回答した人が約4割で最も多かった。
工務店、設計事務所と続く。依頼理由を尋ねてみると、建て主の住宅会社に対する期待はそれぞれ違うことがわかった。今回の結果では、顧客はハウスメーカーに対して「安心感」「アフターサービス」への期待が大きい傾向があるようだ。
引用ここまで
上記引用は日経BPの抜粋内容ですが、記事内容が有料なので詳しい内容まではわかりません。しかし、抜粋内容を見ただけでも、アフターサービスに期待している建て主が多いことがわかります。
今回は、気になるタマホームのアフターサービス評判、私の体験談、他ハウスメーカーの評判などを紹介します。
1.アフターサービスの基準について
まずは戸建て住宅のアフターサービスの基準について知らなければならないと思い、ちょっと調べてみました。
以下引用
アフターサービスとは、企業が商品を販売した後に購入者へ提供するサービス全般のことを指す。
サービス例としては、商品の保証や修理、メンテナンス、配達、組み立てなどが挙げられる。ただし経営活動において顧客満足を高めることがより重視されるようになった近年においてはアフターサービスがさらに広義で解釈されるようになっており、商品販売後も購入者と良好な関係を維持するためのサービスの総称といえる。
そのような背景から定期的にメッセージカードを届けるなど企業側から購入者へのあらゆる働きかけがアフターサービスとして行われており、サービスの質の向上や提供体制の整備を行う企業が増えている。
マネー辞典より引用
引用ここまで
なるほど。。
良好な関係がポイントですね。
ちなみに「戸建て住宅のアフターサービス規準」PDFには、長期保証部分や短期保証部分はどういった項目があるか等、くわしく書かれています。ちょっと難しい内容もありますが参考になります。
私なりにアフターサービス規準を読んで簡単にまとめると・・・
法律で定められている瑕疵担保責任とは別に、売主または施工業者が無償修補を契約の一部として盛り込んでいる。これがアフターサービス。
ただし、アフターサービスは法律上義務付けられているものではない。
ということです。
なお、契約されたハウスメーカーによっては 「戸建て住宅のアフターサービス規準」を元にアフターサービスを定義しているところもあるかもしれません。仮に適用されてなかったとしても、内容的には大きく変わらないと思いますので一度、目を通しておくと良いかと思います。
ただ、PDFファイルなので、スマホではダウンロードに時間がかかるかもしれません。
アフターサービスのここまでのまとめ
・売主または施工業者が無償修補を契約の一部として盛り込んでいる。
・アフターサービスは法律上義務付けられているものではない。
さて、アフターサービスの定義が理解できたところで、本題のタマホームのアフターサービスの紹介です。
2.タマホームのアフターサービス内容
タマホームでも当然のことですが、法律で定められた10年の長期保証が標準であります。これは、引渡し後に3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年、10年と最低でも6回は点検に来て、長期保証部分に異常がないか?短期保証部分にも問題はないか?といった簡単な点検が行われます。
タマホームの巡回サービスとも言われています。
タマホームのホームページから「戸建て住宅」>「保証とサポート」に進むと以下のようになっています。タマホームの住まいの過去記事と合わせて紹介します。(緑の文字が保証とサポートに書かれている内容です。)
・3ヶ月:お気づきの点や維持保全の状態を確認いたします。
実際に我が家で行われた3ヶ月点検の記事です。3ヶ月点検!
所要時間20分の簡単な点検でした。
・6ヶ月:半年経過後の夏の暑さや冬の寒さによる影響がないか等をお尋ねし、3ヶ月と同様の点検をおこないます。
実際に我が家で行われた6ヶ月点検の記事です。タマホーム6ヶ月点検
タマホームから工務担当が来られて点検しました。
・1年目:お気づきの点をお尋ねし、それに伴う1年目の点検を行います。
タマホームの1年点検
アフター部門からの点検で、いくらか定期点検っぽくなりました。
・2年目:住まいへの影響がないかお尋ねし、1年目と同様の点検をおこないます。
タマホームの2年点検(まとめ編)
タマホームの2年点検(通常編)
アフター部門の担当者が変わり、対応がとてもよくなった良い点検でした。
・5年目:これまでの点検に加え、防蟻処理の性能、防水性能および構造躯体について点検いたします。
タマホームの5年点検
またしてもアフター担当が変わりました。前回の担当者は辞められたそうです。防蟻処理の性能、防水性能といった内容の点検は無かったですね。私にわからないように点検してたのかもしれません・・
・10年目:必要に応じて有償補修工事を実施して頂く事で、5年の保障期間の延長をします。
10年目の点検はまだ行っていないので、記事がありません。また担当が変わっていると予想されます。ここで有償補修工事をすれば5年の保証期間延長ができます。
我が家の場合、現在5回点検にきて頂いています。
最初の頃は工務担当の方が点検にきていましたが、1年点検からアフター部門の方が点検に来るようになりました。タマホームもアフターサービスに力を入れるようになったのか!?と期待していたのですが。。
まあ、無償の定期点検なのでしょうがないのでしょうが、簡単な点検内容でした。
本来のアフターサービスは問題が発生した時にどういった対応をしてくれるのかが重要だと思います。我が家の場合は、突発的な不具合が無かったので、タマホームに定期点検以外できて頂くことありませんでした。なのでタマホームは迅速な対応ができるのか?はわかりませんでした。(あまり期待できそうにないけど・・・)
「タマホームのアフターサポート体制が変更されました」タマホームでマイホームを建てる事になった!での記事で、ジャパンウッド株式会社が2年目以降の定期点検を業務委託されるという内容の記事です。
どこまで対応してもらえるのかわかりませんが、業務委託されたジャパンウッド株式会社は「タマホーム/ジャパンウッド社長解任 不適切処理」で社長が解任されてますね。
一応、アフターサービスは対応してもらえますが、さらに迅速な対応は難しいかもしれませんね。
3.タマホームアフターサービスの評判は?
では、気になるタマホームのアフターサービスの評判はどうなのでしょう?最初に紹介した「アフターサービスの定義」からみると、
商品販売後も購入者と良好な関係を維持するためのサービス
であって欲しいのですが・・・
我が家の場合、定期点検以外ではアフターサービスのお世話になっていないので、ネットでタマホームのアフターサービスの評判を調べてみました。
<良い評判>
残念ながら見つかりませんでした。
1つくらいアフターサービスの良い評判があると思ったのですが・・
タマホームアフターの良い評判の情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメント頂ければ、ここに載せたいと思います。お待ちしてます。
<悪い評判>
タマホームの口コミ 建てたあとのフォローはゼロ…
家を建てたあとはまったくこないと不満がたまっていますね。まったく来ないようでは話にならないですね。
2年点検 その①
my sweet home タマホーム♪ブログでの記事ですが、あいまいな対応を受けています。
最近のタマホームは以前より品質とアフターサービスは良くなったと聞いてますが本当にそうなのでしょうか?
回答された内容をみると、アフターは悪くなっているようです。その理由の1つに長期化したクレームが多く、アフターは大変のようです。
<私の体験・感想>
上記サイトの記事や、私の定期点検から受けた印象ではタマホームのアフターサービスは忙しすぎて対応できていないです。これはタマホームという経営体質に問題があるように思います。
アフター部門ができて少しは対応が良くなるかと期待していたのですが、人手不足もあるのでしょうが、現時点で調べた限りでは期待できそうにありませんね。タマホームで建てた個人としてはとても残念な結果です。
ハウスメーカーのアフターメンテナンスについてのベストアンサー回答で「定期点検の回数より、こちらの電話に対するレスポンスの方が大事だと思いますね。」と書かれていましたが、まさにその通りだと思います。
こういった迅速な対応が「このハウスメーカーで建ててよかった!」という満足度を上げることになります。
迅速な対応をこれからのタマホームに期待します。
4.タマホームのアフターサービスで対応してくれる内容は
タマホームのアフターサービスはどういった内容まで対応してもらえるのか、気になるところです。
いろいろなサイトを調べてみると法律で定められている瑕疵保証は迅速に対応してもらえるが、短期保証のアフターサービス部分は対応が遅い傾向にあるようです。
リンク:戸建て住宅のアフターサービスの規準pdf
このPDFファイルに記載されている短期補償部分はタマホームでも対応してもらえると思われます。
例:屋根、軒裏、雨どい、天井、外壁、床、建具など・・・
新築戸建した場合のハウスメーカーのアフターサービスとは一般的にどういったものですか?
専門家からの回答がとてもわかり易かったので紹介。
タマホームに限らず言えることなのですが、法律で定められている長期保証部分の対応は早いが、それ以外の部分のアフターケアは対応が悪い傾向にありますね。
長期保証部分は対応が遅かった為に問題が起きてしまった場合、補償問題や裁判といった展開も考えられるので、対応が早いのだと思います。
5.タマホーム以外のハウスメーカーとのアフターサービス比較
<比較できるサイト紹介>
KANTAROおうち研究室
各ハウスメーカーの初期保証期間や最長保証期間など、ランキング形式で比較しています。また家作りに関する項目をいろいろと詳しく調べられていますので、勉強になります。
ハウスメーカーランキング 口コミ
アフターだけではなく、トータル的な口コミサイト。かなりの量の口コミがあり、ボリュームがあります。
<良い評判>
ハウスメーカーのアフターメンテナンスについて
セキスイとパナホームの良い評判です。すばらしい対応にうらやましくも思います。
<悪い評判>
ダイワハウスの評判
あまりにひどい大和ハウスの評判
ハウスメーカーのアフターサービス満足していますか?
どこのハウスメーカーでも対応が悪いことはあるんですね。連絡がないとか考えられないです。
アフターサービスの実態はどうですか?
有名な大手ハウスメーカーの名前が結構ありますね・・
ハウスメーカー(戸建)のアフターサービスランキング
参考までに回答に書かれていたランキングを紹介。ちなみにタマホームの名前はなかったです。
6.タマホームのアフターサービスまとめ
タマホーム以外のアフターサービスの評判も紹介してきましたが、ハウスメーカーによっては、または業者によって迅速な対応ができるかはマチマチのようです。
家を建てた当人としては、対応の悪いハウスメーカーは困りものですが、下記引用を読んでもらうとアフターサービスの現状が若干理解できます。
大手ハウスメーカーのアフターサービスに満足していない理由は、完成して引渡しが終わると、ハウスメーカーを初め大きな組織のところは、完全にアフターサービス部門に移ってしまいます。
アフターサービス部門は、大きな企業ほど独立採算制で、一軒に付きいくらと費用が決まっていて、その金額を越えるアフターが生じる場合は、社内で稟議を上げて請求することになります。稟議が上がることは企業にとっては望ましいことではありません。
また、アフターサービス担当者は、いかに多くの軒数を担当してこなしていくかが評価につながります。簡単に済ませて、次から次へとこなしていく人が企業に貢献していることになりますから、評価されるのは、企業から見れば当然でしょう。
そのため、アフターサービスに来て、いくつか要望を述べても、その場で簡単にトライしても直らない場合は、何となくそのまま、次回まで様子をみてくださいというケースが多く、忙しいアフターサービス担当者ですからそのうち無し崩しになることがあります。
ミタス一級建築士事務所から引用
上記内容はすべてのハウスメーカーにあてはまるとは思いませんが、住まい購入者からするとしっかりと対応できるアフターサービス部門の確立をお願いしたいところです。
現在、多くのハウスメーカーは「我が社の家はアフターサービスも充実して安心ですよ。」とアピールすることも多くなってきています。現実的には当たり前の保証であり、その保証システムのありかたを問う内容の記事がありましたので最後にご紹介。
以下引用
例えば、24時間電話窓口相談や、迅速に社員を自宅へ派遣するサービスを売りにしているメーカーでも、保証に目を向ければ、保証内容が、限定されていて、なおかつ一日でも保証期間が過ぎてしまうと、有料修理でしか対応してもらえないという点です。
引用ここまで
結局、各ハウスメーカーのアフターサービスは建て主にとっては満足のいく内容になってないことが多いように感じます。ここまで紹介してきたサイトをみてもそうですが、対応が遅かったり、保証内容に制限があったりと。
満足度は人それぞれだと思いますが、冒頭で紹介したアフターサービスの定義のように「商品販売後も購入者と良好な関係を維持するためのサービス」が満足できるアフターサービスを期待したいところです。
以上、長くなりましたが、参考になれば幸いです。