太陽光発電買い取り、年内開始へ
進む固定価格買取制度と地球温暖化対策
太陽光発電の導入に向け、新たなニュースがありました。年内に導入を検討されている方には嬉しいニュースだと思います。その内容は...
家庭用の太陽光発電設備で作った電気のうち使い切れなかった余剰分を電力会社に買い取らせる制度について、経済産業省は5日、当初予定の来年度から前倒しし、年内にも始めることを決めた。
できる限り早く始めることで、普及を後押しして価格低下を促し、温暖化対策を加速させたい考えだ。また、景気底打ちへの期待が高まる中、関連産業への波及効果も狙う。
これはちょっとびっくりしました。今まであまり積極的ではなかった国が、急に地球温暖化対策にかなり積極的になってます。
最近特に、エコに積極的になったように感じますね。エコポイント制度もそうですが、とてもいい傾向だと思います。まあ、今までの政策では京都議定書における温室効果ガスをマイナス6%という目標が達成できないのでしょう。
固定価格買取制度は早期に終了?
固定価格買取制度が年内に開始されるのはいいのですが、ちょっと気になる事もあります。その内容は...
太陽光発電設備の価格が低下していけば買い取り価格も引き下げ、設備の価格が半額になると見込まれる3~5年後に制度を終える。
ただ、制度利用する家庭は、それぞれが太陽光発電を設置した年に決まった買い取り価格が10年間維持される。
この内容が間違いないのであれば、太陽光発電システムの価格が現状の半額(35万円/KW)になると固定価格買取制度は廃止される。
よく考えられた制度ですね。
初期投資費用回収期間は太陽光発電システムが半額になれば回収期間も短くなるので、結局は同じことになります。ということは、3~5年後に発電効率の向上した太陽電池を設置した方が回収期間は短くなるかも知れません。(現状は17~20%程度)
それからもう1つ。
「制度利用する家庭は、それぞれが太陽光発電を設置した年に決まった買い取り価格が10年間維持される。」
固定価格買取制度が始まった年は、たぶん1KWあたり50円で買い取ってもらえると思いますが、年々この買取価格が下がるようになっています。
その年の買取価格が10年間維持されるそうで、回収期間が計算しやすくなりますね。
太陽光発電システムが半額まで下がれば買取制度が廃止されるのと同様の理由で、買取制度中に導入した場合も、制度が廃止された後に導入した場合も回収期間は変わらないように設定されてますね。
結局、固定価格買取制度が始まれば、太陽光発電システム導入費用は半額(1KWあたり35万円)となり、太陽光発電システム価格が下がるまでは買取制度で補助する。といったことなんでしょう。
個人的感想
今回の固定価格買取制度の前倒しにより、国はかなり本腰をいれて太陽光発電を普及させようという意思が私には伝わってきました。
これにより、太陽電池メーカーの価格競争も激しくなってくるかもしれません。そうなるとシステム導入費用が半額(1KWあたり35万円)という日も近いかもしれませんね。
ご訪問ありがとうございました。
あれから検討をし、今回は延期売ることにしました。
アドバイスしていただいた、
熱効率が良いものが発売されてから採用しようかなと思います。
先日麻生さんが2020年には「太陽光発電の規模を20倍にする。」という
発言もあったので国の更なる補助も期待しちゃいます。
肉球さん、コメントありがとうございます。
そうですか、今回は見送られるんですね。それも正解かもしれません。
発電効率は年々確実に上昇してきています。なので、2~3年後あたりに太陽光発電を導入するのがベストかもしれません。ちなみに太陽光発電に対する補助制度(固定価格買取制度、導入補助金)は2012年あたりが限界(打ち切り)だと私は予想しています。
私の勝手な予想になりますが、2010年が最大の補助を受けられるチャンスの年だと考えています。多分、2010年以降も補助制度はあると思いますが、補助金額は年々下がっていくと予想されます。
その分、太陽光発電システム価格も下がっているとは思いますが...。