我が家の結露状況
予想以上の結露
タマホームで家を建て、初めての冬を過ごしました。
タマホームで、マイホーム購入検討時に結露について少しは考えていたのですが、こんなに結露するとは思っていなかったです...。
ここまでの記事を読んでもらえればわかりますが、私は結露に対する知識が乏しかったです。今さらですが、家を建てる前に結露対策を少しは考えとけばよかったな~と、反省しています。(苦笑)
過去記事:
結露について
表面結露と内部結露、住まいに与える影響
結露が引き起こす5つの悪影響
結露の発生原因は多々あります。効果的な対策や防止策を考えるには、まず、現状把握からだと思いますので、我が家の結露状況を簡単にまとめてみました。
結露の発生箇所
下図は、我が家での結露発生箇所です。タマホームの間取り図に印をつけてみました。
拡大できます。
〇赤丸印は結露発生箇所
〇青丸印は結露なし
トイレと2階クローゼット以外は、全ての窓で結露を起こしています。意外だったのは、ほとんど使っていない2階の結露がヒドイです。
それから、玄関ドアが結露していたのには、ビックリしました。
玄関ドアは、結構分厚いのに結露するんですね。(汗
生活環境
結露の発生と防止に関連する我が家の生活環境について簡単にまとめました。
タマホームの断熱性能
結露防止には断熱性が高い方が、効果がありますが、タマホームの断熱性はあまり高くないようです。
- LOW-E複層ガラス
- 断熱材:ロックウール75㎜(屋根)、55㎜(壁)
- 断熱材:カネライトフォーム30㎜(床)
- 防火サイディング16㎜ クボタ松下の外壁
- 防水透湿シート(通気工法)
- 構造用合板9㎜
- 石膏ボード(タイガーボード)
- 玄関ドア YKK ap
- シャッター雨戸
これがタマホームの断熱に関連する部分です。こういった部分を変更することで、断熱性は高くなるでしょうが、コストも高くなります。(汗
タマホームの通気・換気性能
通気と換気も結露防止には重要です。
- 全熱交換型24時間換気システム
- 床下通気工法
- 浴室・トイレ・IHヒーター換気
タマホームでは、床下通気工法(パッキン工法)を採用し、24時間換気システムを標準装備しています。
床下の換気は問題なさそうですが、壁内換気はイマイチですね。
水蒸気を発生するもの
普段の生活の中で水蒸気が発生するものって結構あります。簡単にまとめると下記のようになります。
- キッチン:850グラム
- 浴室:2000グラム
- 人体:4800グラム
- ストーブやファンヒーター:不明
- 洗濯:1200グラム
こういった日常生活の中から水蒸気は多く発生しています。
特に驚いたのが水蒸気を最も多く発生するものは、人体からが最も多いというデータが出ていました。この水蒸気をいかに抑えることができるかで、結露を抑えることができます。
考察
- 我が家は、ほぼ全ての窓ガラスで結露が発生し、時には玄関ドアまで結露する。
- 出窓、和室、2階階段横の結露が特にヒドイ。
- 暖房を入れると結露が始まる。
- LOW-Eガラスは結露せず、アルミサッシが結露している。
- 我が家の室内環境は室温20℃、湿度30~50%、外気温マイナス4℃~4℃。
- 和室は朝方に結露している。
- 2階は常に換気しているが、毎日結露している。
我が家の結露状況は、こんな感じですね。
原因のはっきりしているものもありますが、原因のよくわからないものもあります。
まとめ
結露のメカニズムは以前の記事でも紹介しましたが、結露発生には生活環境も影響しています。住まいの断熱性能も重要ですが、水蒸気の発生を抑える事も大切です。
つまり、いくら高断熱・高気密の住宅であっても、水蒸気が多い環境であれば、結露は発生しやすい。ということです。
これは、我が家でも同じことが言えます。結露を発生させないためには、いかに水蒸気の発生を抑え、適切な換気を行えるかが重要になってきますね。
次回は、結露を防ぐ方法を紹介する予定です。
ご無沙汰しておりました。興味深い記事ですね。
基本的には結露しない家というのはありえないのでしょうね。かなりこだわった我が家でも結露は見られています。
うちの場合、家の中は乾燥状態のため、水蒸気の発生は抑えられない状況です。結局は外との温度差が大きいと、結露は生じやすくなりますからね。
トイレやクローゼットが結露しないのは、屋外との温度差が少ないからでしょうかねえ? それとも室内の絶対湿度が低いということですかねえ…。
次回の対策、期待してます♪
なおきちさん、コメントありがとうございます。
なおきちさんとこも結露してるんですか。しかし、かなり気密性の高い家でしたので、内部結露の心配は少ないかもしれませんね。
我が家も結構、乾燥状態なのですが、それでも結露が発生しているのは、やはり温度差による影響のようです。
トイレとクローゼットは寒いので、ここは結露しないようです^^
最近は、暖かくなってきたので、結露はあまり発生しなくなってきましたが、効果的な結露対策を模索中です...。
お久しぶりです。
結露シリーズ、とても興味深く読ませていただいてます。
最近でこそ暖かくなってきたので結露しなくなってきたのですが、我が家も真冬には、寝室の窓を中心に結露していました。
やっぱり、就寝中の呼気や汗などの人間が出す水蒸気のせいだったんでしょうね。
結露の発生ですが、アルミのサッシはどうしても外気温が伝わりやすく、結露もしやすいそうです。
一方、樹脂のサッシは外気温が伝わりにくく、結露を極力抑えることができます。
我が家は、すべてのサッシが樹脂製です。
私のブログでも、1月に結露シリーズをやったのですが、暖房器具や換気の選択でも、かなり結露は抑えることができるようですね。。。
あぶりしゃけさん、コメントありがとうございます。
やっぱり樹脂サッシが結露対策に効果が大きいようですね。
タマホームで建てる際に樹脂サッシも検討したのですが、結露しないだろうって思い込み、普通のアルミサッシを選択した記憶があります。
結露は、抑えることはできても、完全に防止することは難しいようですね。生活環境や住まいの性能などにも影響をうけるようですし...。
こうやっていろいろな方からコメントを頂けると、とても勉強になります。まだまだ勉強不足です^^
結露は住まいの寿命に大きな影響をあたえるので、しっかり対処しておきたい所です。