タマホームの住まい

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タマホームは高断熱といえるのか?

      2011/08/01

タマホームは高断熱?

断熱材の搬入

断熱材の搬入

新しく家を建てる際に検討する項目の1つに、「高断熱・高気密」であるかどうか、を検討される方も多いのではないでしょうか。

タマホームで建てた我が家(大安心の家)ですが、「高断熱」という事もタマホームを選んだ理由の1つです。実際、「タマホームは高断熱なんだ~」という位にしか思っておらず家を建てたので、高断熱とはどういう家を指すのか理解できていません。

なので、タマホームの家に住み始めて1年経過した今、住み心地・実生活の体験からタマホームは高断熱とよべるのか考えてみました。

断熱性とは

まずは、断熱とはどういった事なのか把握し、理解する必要があるので調べてみました。

断熱とは
住宅の壁や床などを通して熱が伝わらないように室内と室外をエネルギー的にはっきり区切ること。

高断熱とは
断熱工事により、室内と室外で熱エネルギーの行き来がなくなった(少なくなった)状態が「高断熱」。

つまり、冬は室内の温かい空気が逃げにくく、夏は外の暑さが室内に伝わらない事。
高断熱住宅であれば、家全体の温度差が小さくなり、部屋間で暑さ、寒さを感じることもなくなる。

なるほど。

今まで漠然としか高断熱住宅について理解していませんでしたが、高断熱とはどういう家を指すのか、これで少し理解できました。
この高断熱の定義からみると、タマホームの我が家(大安心の家)は高断熱といえるのか微妙な感じがします。

タマホーム(大安心の家)断熱構造

断熱性能を高めるためには、主に外気に接する部分に断熱工事が施されている必要があります。例えば、壁、天井、床、窓、(開口部)、玄関ドア、サッシなどです。

では、タマホームの断熱性能を高める断熱工事の内容をここでまとめてみます。

<大安心の家、断熱構造>
断熱材

  • 屋根:ロックウール75ミリ
  • 壁 :ロックウール55ミリ
  • 床下:カネライトフォーム30ミリ

サッシ・窓ガラス

  • アルミサッシ
  • LOW-E複層ガラス12ミリ

壁面構造

  • 通気工法
  • 防火サイディング16ミリ
  • 構造用合板9ミリ
  • 石膏ボード

こういった断熱構造の仕様からみると、それぞれの断熱性能は高いと思われます。しかし、この仕様で高断熱といえるか?というと、比較する対象や基準がないので判断は難しいですね。

省エネルギー基準からみたタマホームの断熱性能

次世代省エネ基準地区

次世代省エネ基準地区

では、省エネルギー基準(Ⅳ地区)を満たしているかどうかで、タマホームは高断熱なのか考えてみました。

省エネルギー基準は、1980年に制定された(旧)省エネルギー基準(2等級)、次に1992年の新省エネルギー基準(3等級)、最後に1999年の次世代省エネルギー基準(4等級)があります。次世代省エネルギー基準をクリアしている住宅は、高気密・高断熱と言って間違いないですね。

しかし、タマホーム(大安心の家)は、ローコスト住宅なので仕方ない部分もありますが、次世代省エネルギー基準をクリアしていません。

では、新省エネルギー基準はクリアしているのかというと、なんとかクリアしているようです。

タマホーム大安心の家の標準断熱仕様から調べてみました。

断熱材
断熱材のロックウールはロックセラム アムマットという製品で熱伝導率0.038(W/m・K)、熱抵抗値は屋根:2.0、壁:1.4(㎡・K/W)となります。
カネライトフォームは、熱伝導率0.028(W/m・K)、熱抵抗値は1.1(㎡・K/W)となります。

建具
アルミサッシ+LOW-Eペアガラスの熱貫流率は2.33(W/㎡・K)となります。ちなみにアルミの熱伝導率は195(W/m・K)と非常に熱を通しやすい素材です。

参考資料:建築材料の断熱性

この数値を新省エネルギー基準(断熱材の厚み)から見てみると、なんとかクリアしていますね。(苦笑)

さすがに次世代省エネルギー基準には、遠く及びませんでしたが、建具だけは次世代省エネルギー基準をクリアしていました。
次世代省エネルギーをクリアするのは無理だとは思っていましたが、かなりの差があり、びっくりしました。

ちなみにタマホームの断熱材で、次世代省エネルギー基準をクリアしようとした場合、天井:185ミリ、壁:90ミリ、床:90ミリの断熱材が必要となるようです。

省エネルギー基準からみると、タマホームは「高断熱とは言い難い。」ですね。

参考

熱伝導率(W/m・K)とは
各材料の熱の伝えやすさを表す指標で、値が低いほど熱を伝えにくく断熱性能が優れています。

熱抵抗値(㎡・K/W)とは
熱の伝えにくさを表し、数値が大きいほど断熱性能が優れています。各材料の「厚さ」をその「熱伝導率」で割ることで算出できます。

熱貫流率(W/㎡・K)とは
熱の通り抜けやすさを表す値で、K値とも言われています。数値が小さいほど断熱性に優れています。

異なる構造や素材の壁・床・天井など、部位ごとの熱損失の割合を比較できます。内外温度差1℃の場合、その部材1平方メートルで1時間当たりに逃げていく熱の量を表しています。

Q値とは
建物全体で一定の時間に熱がどれだけ失われるかを示した指標。「熱損失係数」とも言われています。数値が少ない方が断熱性能が優れていて省エネ効果があり、次世代省エネルギー基準では地域ごとのQ値の基準が決められています。

床・壁・天井・窓など、外気に接しているところは常に熱エネルギーの移動が起きています。また、換気・隙間風による熱エネルギーの逃げなどもあります。

こういった全ての熱の移動を合計したものが「総熱損失量」(室内外1℃差の時に建物全体から逃げる熱量)です。
総熱損失量を延床面積で割った数値が「熱損失係数」Q値です。

熱損失係数Q(w/㎡k) =???  総熱損失量Wt(w/k)/延床面積A(㎡)

住み心地からの結論

タマホーム大安心の家に住み始めてから1年半となりますが、暑い夏、寒い冬も経験しました。その中で自分なりに感じたタマホームの断熱性能を結論づけました。

まず、「タマホームは高断熱といえるのか?」については、高断熱とは言い難いです。これは人それぞれ価値観や観点が違いますので、私個人的な感想です。

暖房や冷房の効き具合は非常に良かったので、断熱性能はまずまず高いとは感じていますし、保温性も多少あります。
しかし、いろいろと調べた結果、「家全体の温度差がなく、熱エネルギーの移動が少ない」という高断熱の条件を満足することはできませんでした。

高い断熱性能を効果的に得るためには、断熱材+高い気密性能も必要となりますが、大安心の家は高気密仕様ではないので、これが高気密仕様であれば高断熱とよべるだけの効果もあったかもしれません。

結論、タマホームは、中断熱。

最後に、
今回の結論は、私個人の感想なので参考程度にしておいてください。

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