床下調査で床鳴り原因を探ってみた

床下調査から床鳴り原因を探る

床下点検道具

床鳴りが数ヶ所発生している、タマホームの我が家。

冬場になると発生する床鳴りを解消するべく、自分なりに床鳴り原因を絞り込み床下を調査してみました。

前回（タマホーム床仕様から原因特定）までは、床鳴り原因をピックアップし、その考えられる床鳴り原因の中からタマホームの我が家に関係しそうな床鳴り原因を絞り込んでます。

なので、今回は実際に床下に潜り、床鳴りの原因確認を行ってみました。

床下調査内容

床下は暗くて、狭く、原因追求しにくい場所なので調査ポイントを数点に絞り、以下の4項目を確認しました。

①．断熱材の取り付け状態
断熱材のこすれにより、床鳴り発生していたという事例もあるので、断熱材の『取り付け方法と「こすれ」』がないかの確認。

②．大引きのやせ
大引きのやせにより、『構造用合板と大引き間のすきま』、『大引きと鋼製床束のすきま』がないかの確認。

③．床束の浮き
大引きを支える床束に『ガタやすきま』がないかの確認。

④．大引きのたわみ
床鳴り箇所を歩いてもらい、その時に『大引きのたわみ』が発生していないかの確認。
この4項目以外にも床鳴り原因はあるかもしれませんが、今回はこの4項目を重点的に調査しています。

床下調査状況

早速、キッチン横の床下収納口から床下に潜ってみました。

床下は６０ｃｍほどの高さはあるのですが、やっぱり狭くて動きにくいですね。ちょっとした移動や方向転換も一苦労します。
それから、結構ほこりっぽいです。コンクリートの粉塵がすごいんでマスクをつけて入った方が良かったかな．．．。

断熱材の取り付け状態

断熱材固定フック（拡大可）

Ｌ字型のフックらしき物に断熱材が乗っかっているだけです。大引きとのすきまは５ミリ程度あったので、断熱材のこすれによる床鳴りは考えにくそうですね。

しかし、断熱材ってこんな風に取り付けられてるのか～って思いました。すきまが結構あるんで断熱効果が低そうです。
タ

マホームだけなのかはわかりませんが、床下断熱材を見て感じた事は、「断熱効果が多少あるかな？」
床鳴りとは関係のない話になってますね。

大引きのやせ

床束の施工状態と大引き

目視による確認だけなので確実ではないですが、目で見てわかるような「構造用合板と大引き間のすきま」、「大引きと鋼製床束のすきま」はありませんでした。

全ての断熱材をはずしてみないとわかりませんが、一部だけ構造用合板と大引き間のすきまを確認しています。

大引きと合板の接着状態

接着剤があふれ出てますが、こんなにベットリ塗らなくてもいいような．．．。

床束の浮き

床束と基礎の密着状態

床束の浮きは、目視と手で揺すってみてズレたりしないか確認してみましたが、とりあえずは、床束の浮きはないようです。

床束は基礎に接着剤で固定され、大引きにはネジ止めされてました。地震などで、床束が外れたら大変ですもんね。この辺はしっかり固定されているので、安心しました。

大引きのたわみ

大引きの接合部（拡大可）

タマホームは９０ミリ角の大引きを使用しているので、人が歩いた程度での「たわみ」は考えにくいですが、念のため確認してみました。

確認方法は、嫁に床鳴り部分（フローリング）を何度か歩いてもらい、私が床下から床鳴り部分の大引きの状態を確認するという方法です。

その結果、大引き自体のたわみはないのですが、大引き同士がクロス（接合）している部分で、嫁が歩いた時に大引きが沈みこむ動きをしていました。同時に床鳴りも発生していたので、このクロス（接合）部分がとても怪しいです。

床下調査結果

まだ全ての床鳴り箇所は確認できていませんが、今回行った一部の床下調査から結果をまとめると．．．

●床鳴り原因ではない項目
断熱材の取り付け

●床鳴りの可能性がある項目
大引きのやせ
床束の浮き

●床鳴り原因の可能性大の項目
大引きのたわみ（沈みこみ）

という結果となりました。この結果から、大引きの沈みこみを防ぐことで床鳴りが発生するのか？を検証する必要が出てきました。なので、大引きの沈みこみ部分に床束を設置し、床鳴りの変化をみようかと考えています。

もし、これで床鳴りが解消されれば、大引きの沈みこみが床鳴り原因となりますね。

近いうちに床束を増設する予定で、結果は次回にでも記事にする予定です。