タマホームの見積り(建物本体工事から付帯工事)
タマホームでの見積りの流れ
記事が長くなってますので、目次から読みたいところまで飛ぶことができます。
タマホームに限らず、見積り内容は各ハウスメーカーによって項目や盛り込まれてる費用などが異なります。まあ、仕方のないことですが、できれば統一して欲しいものですよね。
ということで、今回は、特にわかりにくいタマホームの見積り内容について調べてみましたので紹介します。
下記リンクは、私が実際に展示場見学から契約までに行った見積りの流れです。リンク先はタマ住まいのページのリンクしていますので、気になる方はそちらも参考にして下さい。
展示場見学⇒概算見積り⇒再見積り⇒相見積り⇒最終見積り⇒契約
本来であれば、タマホームの見積り費用項目を全て1ページで紹介する予定だったのですが、いろいろ調べていく内にかなり長くなったので、分けて記事にしました。
今回は建物本体工事費用、オプション工事費用、付帯工事費用を紹介し、次回に残りの、必要経費、未計上工事費用、諸経費、その他費用を紹介します。
関連記事
タマホームの建物本体工事費用
まずは、建物本体工事費用です。
一般的に本体工事費とは、建物全体をつくるために必要な費用のことで、費用全体の70~80%を占めると言われています。
この本体工事費用、各ハウスメーカーによってどこまでが本体工事なのか異なります。
タマホームでは、建物本体工事費用の中に、屋外電気配線工事/屋外給排水工事/下水道接続工事/雨水排水工事といった費用は含まれていません。
したがって、建物本体工事価格だけでは普通に生活できる(住める)状態にはならないという事になります。
参考記事:本体工事費以外の費用確認
尚、タマホームで表示されている坪単価25.8万円は、この本体工事のみの金額です。
なので、普通に生活できる状態にするには「その他工事費用」が必要となり、坪単価は最終的には40万から50万程度になります。(もっと高くなる場合もあり)
参考記事:タマホームの安さの理由について
では、どういった内容がタマホームの本体工事かというと・・
ざっくりですが、以下のような工事+標準設備(仕様)があります。
参考記事:マイホーム建築過程の続き
主な本体工事内容
- 基礎工事
- 配筋工事
- 足場設置
- 建方(骨組み)
- 屋根工事
- 外壁防水工事
- 外壁モルタル塗り
- 外壁仕上げ工事
- 外壁コーキング
- 足場解体
- 内部造作工事
- 建具取り付け工事
- フローリング工事
- 設備配管・配線工事
- 内部仕上げ工事
- 住宅設備据え付け工事
- 玄関タイル貼り
- 外部設備工事
- ハウスクリーニング
などなど・・
主な標準設備(仕様)
参考リンク:タマホームの『大安心の家』標準仕様書
- IHクッキングヒーター
- エコキュート
- システムキッチン
- ハンドシャワー
- シロッコファン
- 洗面化粧台
- システムバス
- 換気暖房乾燥機
- 水洗トイレ
- キャビネット
- ウォークインクローゼット
- 玄関大型収納
- 床下収納
- 鎌付きデッドボルト錠(玄関ドア)
- 録画機能付きインターフォン
- シャッター雨戸
- サッシ補助錠
- 24時間換気システム
- 火災報知機
- 手すり(玄関、階段、浴室、トイレ)
- 壁紙
- フローリング
- 基本照明
- 選べる外壁
- Low-E複層ガラス
- シロアリ10年保証
などなど・・
おおまかに上記のような内容で坪単価25.8万円(税抜)となっています。
まとめると、
タマホームの本体工事費用は家のみの工事価格で生活するのに必要な電気工事や登記、屋外給排水工事といった内容の費用は含まれていません。
タマホームの広告等で表示されている坪単価25.8万円は本体工事価格のみなので、住める状態にするには本体価格の1.5倍ほどの費用が必要になります。(オプションや地盤改良、外構工事によってはもっと高くなるかも)
※本体工事価格や坪単価25.8万円に惑わされないように注意が必要です!
2通りのオプション工事費用
タマホームのオプション工事費用には2通りあります。
1つは、こちらから依頼したオプション費用。たとえばコンセントを追加とか、窓を追加するとか・・
2つ目は、オプション依頼していなくても、要望した間取りなどによりタマホームの標準仕様から外れるとオプション扱いとして、勝手に追加される項目があります。
我が家の場合、本体工事費以外の費用確認の続きで記事にしていますが、オプションでお願いしたのは2階トイレ増設のみなので、外部出隅追加 5万円, 内部建具変更 6.1万円, 鋼製建具変更 4.4万円はタマホームの標準仕様と異なるためオプション扱いになったものです。
勝手にオプション扱いになる事が気になる方はタマルールを把握しておく必要があります。タマルールの確認が面倒な方は担当営業にしっかり説明してもらいましょう。
意外と高い付帯工事費用
付帯工事とは、建物本体工事に付帯して行う工事で、住まいの建築に対する水道・ガス・電気などの工事を一般的に付帯工事といいます。おおよそ工事費用全体の15~20%を占めるといわれています。
我が家の場合、地盤調査 9万円, 屋外電気配線工事 3.7万円, 屋内外給排水工事 69万円, 雨水排水工事 26.6万円, 合併浄化槽工事 75.1万円
合計 183.4万円が付帯工事費用として計上されてます。
付帯工事のチェックポイント(一戸建て)をみてもらうと詳しく書かれていますので気になる方は参考にしてみてください。
では、簡単に付帯工事内容を紹介します。金額は私が実際に見積りしてもらった時の金額です。
地盤調査 9万円
タマホームでは地盤調査は必須項目で、この調査結果次第では地盤改良工事が必要になることもあります。
タマホームでの地盤調査で詳しく記事にしています。
屋外電気配線工事 3.7万円
これは多分で申し訳ないのですが、電柱からの電気の引き込み工事費用だと思われます。間違いであればコメントで指摘して頂ければ修正します。
屋内外給排水工事 69万円
屋外給排水工事とは、生活で使用する水(給水)やトイレやキッチンで使用した水(排水)を建物に引き込む配管と排出する配管を設置するための工事。
給水の場合は、屋外の給水(散水栓など)も含みます。排水の場合は、排水箇所からの合流点に点検用マスを個々に設置し、浄化槽などに配管する必要があります。
ハウスメーカーにより、雨水排水工事も含む場合もありますが、タマホームは別途、雨水排水工事費用がかかります。
屋外給排水工事を読んでもらえるとわかりますが、この工事で69万円はちょっと高いですね。
雨水排水工事 26.6万円
雨水に関しては、その地域ごとに処理法が異なりますが、基本的には雨水枡を設け、敷地内に降った雨水を雨水配管を通しU字溝に流すための設備工事になります。
過去記事:屋外給排水工事
我が家の実際の工事からみるとその価格が妥当かはわかりませんが、一般的に20~30万程の費用が必要となります。
合併浄化槽工事 75.1万円
浄化槽工事も地域により異なりますが、下水道があれば浄化槽工事は必要ありません。
浄化槽工事は浄化槽の大きさや請負業者により費用は変わりますが、おおよそ50~90万程のようですね。下水道があれば、そちらの方が工事費用は安くなります。(特殊な場合を除く)
我が家の場合は、知り合いに頼んで浄化槽を設置したので、多少、安く工事することができました。
過去記事:浄化槽工事
下水道工事は家庭の下水道工事についてのページがイメージしやすかったので一応リンクしときます。
仮設費用
仮設工事とは、建築工事中に作業をスムーズに行うために設ける一時的な施設や設備を組み立てる工事のことで、一般的には、仮設水道、仮設電源、仮設トイレなどがあります。
面倒でなければ自分で仮設トイレを準備できれば少しは費用を抑えることができます。ただ、タマホームの了解を得ないとダメなので、確認は必要になります。
参考リンク:仮設工事
付帯工事費まとめ
こうやって調べてみると、付帯工事は水関係と電気関係が主になっており、建築予定の地域や土地環境により付帯工事費用は差が大きくなります。
私の場合、タマホームに相談して浄化槽工事だけは個人で工事手配をし、結果的に付帯工事費用を若干安く抑えることができました。
少しでも安く費用を抑えたい方は付帯工事ができる業者を個人的に探し、タマホームに一度相談してみると付帯工事費用を安く抑えることができるかもしれません。
タマホームは本体工事費用が安い分、こういった付帯工事費用などが若干高い傾向にありますね。
タマホームの見積り項目の建物本体工事費用、オプション工事費用、付帯工事費用を紹介しましたが、多少の手助けになれば幸いです。
次回、タマホームの見積り(必要経費から建築総費用まで)で残りの見積り項目を紹介します。